2014/2/16 美味しい野菜は土づくりから

冬野菜の収穫も終わり、例年2月は土づくりの時期でしたが、今年は16年ぶりの大雪で、当日の朝アグリパークは一面銀色の世界―農業体験センター事務所も除雪をしながらの開場でしたので、2月16日(日)行う予定だった講座も急遽延期し、3月2日(日)に開催しました。

講師のベジタランド清水代表清水誠市氏のお話を抜粋しご紹介します。


1.石灰は土壌の酸度(pH)調整するだけではなく肥料としても必要です。

卵の殻、貝殻、貝化石などの天然原料の方が穏やかに効き、堆肥や他の肥料と同時に使っても害はありません。光合成に重要な働きをする苦土(Mg)が含まれている、苦土石灰を使う場合は、堆肥や肥料をまく前に、全面に撒いて下さい。


2 堆肥は土をふかふかに

根を張りやすくする

牛糞などの動物性、腐葉土などの植物性があり混ぜて土を柔らかくします。


3 肥料は土地の栄養バランスと整える

成長に必要な五要素―窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)、石灰(Ca)、苦土(Mg)窒素:「葉肥」葉や茎の成長、リン酸:「実肥」花や実の成長、カリウム:「根肥」根の成長、石灰:植物の細胞を強くし、実を堅くします。苦土:光合成に必要。ぼかし肥料はアミノ酸を多く含んでいるので、うま味を向上させます。除草した草は干して土に混ぜるのではなく、土の表面に置いてマルチ代わりに使用できます(土壌水分の保持や雑草防止に役立つ)。